新型コロナウィルスによる対策

1.診療台の消毒の方法(各消毒剤の詳細は名称をクリック)

1次消毒として次亜塩素酸水(100ppm以上、PH5.0~6.5)、2次消毒としてセーフキープによる拭取り、3次消毒としてエタノールを使用しております。
詳細としましては、まず、換気をした状態で、診療台及び診療台周辺に、院内で作成した次亜塩素酸水をスプレー噴射致します。
1分の放置後、バリアフィルム保護を剥がし、ペーパーで水分を拭き取り、セーフキープで診療台を拭き取りします。
さらに、バリアフィルム保護をして、診療台周辺にエタノールをスプレー噴射し、揮発するまで放置します。
(エタノールは付着したたんぱく質を凝固する作用があるため、最初に散布すると、凝固したたんぱく質にウイルスが付着しやすい状態になります。よって、拭取り後に、散布することにしております。)
診療終了後には、持続殺菌作用のある、次亜塩素酸ナトリウムをセーフキープに加えて拭取りすることにしております。

2.診療室の空調につきまして

光触媒及びUV-C殺菌の空気清浄機、業務用のプラズマクラスター空気清浄機を併用しております。
当医院は診療台前に窓が設置されていますので、可能な限り窓を開放して診療しております。また、受付の窓も可能な限り開放します。
診療台及びトイレには、二酸化塩素製剤を蒸散装置にて拡散しております。
エアコンには、ウイルス対策用のフィルターを装着しております。

診療中は、口腔外バキュームにてエアロゾルを物理的に排除しております。
(なおオゾンはウイルス殺菌性がありますが、人体有害性が非常に高いため使用はしておりません。)  

3.患者様へのお願い

① 入口すぐに、アルコール消毒液を用意しておりますので、ご利用ください。
② 赤外線非接触体温計による検温にご協力ください。
③ ウイルスの持続殺菌作用のあるポビドンヨードの希釈液にてうがいをして頂きます。

各消毒有効成分等の名称

【追加情報(2020/6/26)】
NITEは新型コロナウイルスに対する消毒方法の有効性評価 についての、最終結論として、 次亜塩素酸水(電解型/非電解型)は有効塩素濃度35ppm以上で20秒間で99.99%ウイルスの不活性化が確認され、効果があるとの結果が出ました。
詳しくはこちら

次亜塩素酸水はハイター等の次亜塩素酸ナトリウム溶液と違い、その殺菌力は、ハイター等の有効成分の80倍強いと言われています。

次亜塩素酸水は、微酸性次亜塩素酸水(PH5.0~6.5の溶液)が最も次亜塩素酸イオンが多く殺菌力が高まります。また、食品添加物としては、有効塩素濃度50~80ppmで定義されておりますが、瞬間的なウイルスの殺菌のために100ppm(FAC 100mg/L)以上を保持するように塩素濃度を調整しております。
また、次亜塩素酸水は、化学的に不安定なため、すぐに有機物に付着して安定化する動きをします。この際にウイルスは塩素によりエンベロープが酸化され、瞬間的に不活性化する作用があります。次亜塩素酸水は、毒性もすぐに失われ、残留しないため、人体への影響も少なく、食品添加物として厚生省に認められています。
ただし、デメリットとして、不安定なため、失活するのも早いです。次亜塩素酸水を使用する際は瞬間的な殺菌作用があるものの、すぐに乾くような量ではなく、表面がびっしょり濡れる程度に使用します。また、濃度が低いとはいえ、塩素のため、換気も必要となります。
次亜塩素酸水は紫外線で劣化しますので、スプレーボトルは、アルミテープで紫外線を遮断しております。なお、冷やした状態よりも常温の方が効果は高まります。
当院の次亜塩素酸水は院内で毎日作成しております。毎日ph値と、塩素濃度を測り、微酸性の有効塩素濃度 100ppm以上でPH5.0~6.5を保てているかどうか、確認しております。
※新型コロナウイルスへの有効性についてですが、惑わせるようなニュースも多いですが、エビデンスとしてpH6.0(FAC 29mg/L)の濃度において、新型コロナウイルス液の15倍量以上の次亜塩素酸水で、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)が1分以内に不活性化(検出限界)となる研究結果が出ました。Ph6.0の微酸性次亜塩素酸水は、塩素濃度50-80ppmが厚労省の食品添加物基準ですが、それよりかなり濃度が低い29ppmの溶液での結果です当医院では、飛沫による付着のウイルス対策がメインのため、有効濃度100ppm以上を保ち、表面が濡れる程度の次亜塩素酸水の噴射で一次対策としてかなり有効であると思われます。

次亜塩素酸水 参考資料①
次亜塩素酸水 参考資料②

エタノールは、ウイルス不活性効果が最も強い76.9~81.4vol%を使用しております。
エタノールは、新型コロナウイルスのエンベロープに浸透し溶解・破壊するため、物理的な作用となります。
したがって、新型コロナウイルスへの対策としては、非常に有効となります。
当医院では、診療台の表面が濡れる程度まで満遍なく噴射し、揮発するまで作用させます。
ただし、エタノールは、たんぱく質凝固作用があり、内部の微生物を封じ込めてしまう可能性があるため、表面の汚れを拭取りしたのちに、さらにウイルスを限りなくゼロにするための最終仕上げとして使用しております。

医療施設用の拭取りシートです。エタノールを配合していないため、たんぱく質凝固の心配がありません。

ポピドンヨードは、多くの耐性菌、ウイルスを殺菌します。遊離ヨウ素濃度が高いほど、殺菌力が高まるため、うがい薬としては、水溶液にすることで、殺菌力が強くなります。
また、遊離ヨウ素濃度が低い状態では、持続的な殺菌作用があり、歯石除去の前には、歯科用希ヨードを歯肉に塗布します。
こちらは、エアロゾルによるウイルス飛沫防止と、患者様自身のウイルス感染を防止する面でも必要と考えております。
ただし、ヨード過敏症の方、甲状腺機能に問題がある方は、コンクールF(クロルヘキシジン洗口液)により洗口をして頂きます。

UV-Cは、紫外線のうち波長の短いものをいいます。100~280nmをUV-C(短波)、280~315nmをUV-B(中波)、315~400nmをUV-A(長波)と定義され、地球上に降り注ぐ太陽光は、UV-BとUV-Aの波長となっていますが、殺菌力は弱いです。
殺菌力が強い波長はUV-Cの254nmとなり、オゾン層に吸収され地球上には降り注ぎません。UV-Cは殺菌灯により照射される人工の光となります。その殺菌力は非常に強く、岩崎電機※の研究結果によりますと6.6(mJ/cm²)(市販の殺菌灯で10秒程度)の照射でインフルエンザウイルスが99.9%不活性化されるというデータがあります。
また他のデータによってもおおよそ6~8(mJ/cm²)程度の照射でインフルエンザウイルスの99.9%不活性化されます。
スタンレー電気の結果※によると2秒程度の照射でヒトコロナウイルスが99.9%不活性化されるデータがあります。
新型コロナウイルスにおいてもインフルエンザ同様、おおよそ6~8(mJ/cm²)程度の照射で有効性があると推測できます。物理的な作用のため、新型コロナウイルスには効かない可能性はほぼないと考えられます。
紫外線殺菌灯は当医院では、器具等の保存の殺菌棚、受け取った紙幣、硬貨の釣銭殺菌用の殺菌灯ケース、また、紙など、水に濡らす事が出来ないものは、ポータブルの殺菌灯で殺菌しております。
紫外線殺菌のデメリットは、照射されない部分は殺菌されないことと、人体有害性があることがあげられます。
特に市販されているポータブルの殺菌灯を照射する際には、紫外線吸収率が99%の黒色手袋及び紫外線99%以上カットのサングラスをして、直接光は当然として、反射光も見ないようにすることが肝要です。ポータブル殺菌灯600µW/cm²程度の商品でしたら、1日の被爆許容照度はたった10秒となります。

UV-Cの短波のうち185nmでは、オゾンが発生します。オゾンは強力な酸化作用がありますので、ウイルスには有効ですが、人体有害性が高く、使用には危険が伴います。
222nmでは、遠紫外線C波と呼ばれ、殺菌作用と人体無害性が両立できた波数であると、新型コロナウイルス対策として、注目されています。
また、紫外線カット製品の多くは、UV-CからUV-Aのほぼ全波域で紫外線をカットしますが、それより長い波長になるとカット率はかなり落ちます。今問題となっている可視光線であるブルーライトもその一つです。

※ 出典
光応用の知識はこちら
紫外線殺菌装置について
スタンレー電気の深紫外技術
紫外線で褥瘡創傷を殺菌消毒

※ 光触媒とは、酸化チタン等の紫外光に反応して強い酸化作用を生じる物質を用いたもので、酸化によりウイルスを失活させる素材となります。当院では、エアロゾル対策として、空気清浄機に光触媒が搭載されています。

二酸化塩素は、ウイルスを酸化により失活させる作用があります。
もっとも、製品化されている据置芳香剤型の空間除菌剤や首からぶら下げるタイプの携帯型空間除菌剤等は、有効性に疑義が持たれています。
有効成分である塩素が空気より重い性質上、置くタイプは空気を拡散させるような状況でないと有効性が保てないと考えられます。逆にぶら下げるタイプですと、拡散させる状況にはなりますが、二酸化塩素製剤の量が少ないと意味が薄く、多ければ常に携帯し、二酸化塩素が暴露される状況となり、人体有害性に疑義が残ります。
とはいっても、二酸化塩素自体は、ウイルス不活性化作用があり、ウイルス対策としては、強力な武器となりますので、当医院ではトイレ等の短時間しかいることがない場所にて、二酸化塩素製剤をファンで拡散させる機器を使用し、二酸化塩素が空気より重い性質上、なるべく上部に設置しております。

ハイター等に代表される成分で、次亜塩素酸水とは別のものとなります。
ウイルスへの有効性を保つためには、かなりの塩素濃度が必要となり、強アルカリで人体有害性が強いため使用には危険が伴います。
ただし、抗菌作用と清浄作用がありますので、たんぱく質等の付着を溶解する作用や、塩素が安定しており、遅効性ではあるものの、継続的なウイルスへの有効性が期待されます。
よって、当院では、換気のもと、診療の最終に、薄めた次亜塩素酸ナトリウム400ppmにて診療台及び受付やドアの取手などを拭取りしております。

4.従業員への新型コロナウイルス対策

① 体調の管理
毎定時の検温にて、新型コロナウイルス罹患の判断基準体温(37.5℃以上)以下であることは当然として、毎定時の従業員の平熱より0.5℃高い状態であれば、微熱ありと定義し出勤を取りやめにしております。
それ以外でも、明らかな理由のない体調不良が生じた際には、退勤して頂いております。

② 診療時は、抗菌エプロンの着用、フェイスシールド若しくはゴーグル、シールドマスクを選択使用してもらいウイルスを物理的にシャットアウトしております。また、腕のウイルス付着を防止するために、腕カバーを使用しております。
制服は午前診療・午後診療終了ごとに漂白剤を使用して洗濯をしております。また、pm2.5、ウイルスに対して、反発作用のあるスプレーを使用しております。

診療時間

医療法人社団 東光井会 長崎歯科医院
東京都小金井市の東小金井駅から徒歩1分。
患者様の理想にこたえる歯医者さん。経験と実績が豊富なドクターが対応いたします。

診療時間
10:00-12:00
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15:00-18:30
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19:00-21:00
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休診日:木・日・祝